生前贈与 vs 相続 どっちが得シミュレーター

今ある財産をそのまま相続する場合と、毎年すこしずつ生前贈与する場合の税額を比較。 財産総額・家族構成・贈与の条件を入れるだけで、どちらが何円おトクかをその場で概算します。

公開: 2026-06-27/更新: 2026-06-27・運営: 暮らしの計算ツール

どちらが税金が安いか(概算)生前贈与が約 3,050,000 円おトク全部相続 6,300,000 円 / 生前贈与 3,250,000 円

つまり:財産1億円を、毎年110万円を2人に10年かけて 生前贈与してから相続すると、税金は約3,250,000円。 いま全部そのまま相続する場合の約6,300,000円より、約3,050,000円も安くなります。コツコツ生前贈与した方がおトクです。

くわしい計算の内訳(参考)

財産総額100,000,000 円
法定相続人の数(配偶者の有無+子の人数)3 人
相続税の基礎控除(3,000万+600万×相続人の数。ここまで非課税)48,000,000 円
A:全部そのまま相続したときの相続税(贈与せず一度に相続する場合)6,300,000 円
 1人・1年あたりの贈与税(贈与額−110万円に税率をかけた額)0 円
 贈与税の合計(全員・全年分)0 円
 生前に渡した財産の合計22,000,000 円
 贈与後に残った財産(この残りに相続税がかかる)78,000,000 円
 残った財産にかかる相続税3,250,000 円
B:生前贈与した場合の総税額(贈与税の合計+残りの相続税)3,250,000 円
A − B(プラスなら生前贈与がおトク)3,050,000 円

※ 配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例・相続時精算課税は未反映の概算です。 また、相続開始前7年以内(改正前は3年以内)の贈与は相続財産に持ち戻して相続税の対象になります(令和5年度改正)。 本ツールはこの持ち戻しを簡略化しているため、実際には早めに始めた贈与ほど効果が出ます。 実際の判断は税理士や最寄りの税務署にご確認ください。

財産別・家族構成別の相続税 早見表(概算)

生前贈与をせず、財産をそのまま一度に相続したときにかかる相続税の目安です(特例は未適用)。 上のシミュレーターで生前贈与した場合と比べてみてください。

財産総額配偶者+子2人子2人のみ子1人のみ
50,000,000 円200,000 円800,000 円1,600,000 円
80,000,000 円3,500,000 円4,700,000 円6,800,000 円
100,000,000 円6,300,000 円7,700,000 円12,200,000 円
150,000,000 円14,950,000 円18,400,000 円28,600,000 円
200,000,000 円27,000,000 円33,400,000 円48,600,000 円
300,000,000 円57,200,000 円69,200,000 円91,800,000 円

※ 概算。配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例を使うと、実際の相続税はこれより大きく下がる場合があります。 相続人が多いほど基礎控除が増え、税額は小さくなります。

そもそも生前贈与・相続税とは?

相続税は、人が亡くなったときに残した財産を家族などが受け継ぐと、その財産にかかる税金です。 ただし「3,000万円+600万円×法定相続人の数」までは基礎控除として非課税で、これを超えた分にだけ課税されます。

生前贈与は、生きているうちに財産を子や孫へ少しずつ渡しておくことです。 もらう人1人につき1年110万円までは贈与税がかからない(暦年課税の基礎控除)ため、 これを使って相続時の財産をあらかじめ減らし、相続税を軽くする方法がよく使われます。

生前贈与が得になりやすいケース

生前贈与が損になりやすいケース

よくある質問

生前贈与をすると、なぜ相続税が安くなることがあるのですか?
相続税は財産が多いほど高い税率がかかる累進課税です。生前に毎年すこしずつ贈与して相続時の財産を減らすと、相続税の対象が小さくなり、高い税率帯を避けられます。1年110万円までの贈与は贈与税がかからないため、長い年数をかけてコツコツ渡すほど効果が出やすくなります。ただし贈与額が大きいと贈与税の方が高くつき、逆に損になることもあります。
相続開始前7年以内の贈与が相続財産に加算されるとは?
令和5年度の税制改正で、亡くなる前7年以内(改正前は3年以内)に行った贈与は、相続財産に持ち戻して相続税の対象に含めることになりました。つまり直前の駆け込み贈与では節税効果が薄く、早めに始めた贈与ほど有効です。本ツールはこの持ち戻しを簡略化した概算なので、実際は税理士にご確認ください。
贈与税の「特例税率」と「一般税率」の違いは?
特例税率は、親や祖父母など直系尊属から、その年の1月1日に18歳以上の子・孫へ贈与する場合に使える、やや低めの税率です。一般税率はそれ以外(兄弟間・夫婦間・他人への贈与、未成年の子への贈与など)に使います。同じ贈与額でも一般税率の方が税負担は重くなります。
このシミュレーターの計算はどこまで正確ですか?
相続税は基礎控除(3,000万+600万×法定相続人の数)と法定相続分による按分のみ、贈与税は暦年課税(110万円控除)のみを反映した概算です。配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例・相続時精算課税・前述の持ち戻しは含みません。実際の税額は財産の種類や特例の適用で大きく変わるため、税理士や税務署で確認してください。

出典・計算の根拠

相続税は「課税遺産総額(財産−基礎控除)を法定相続分で按分し、各人の取得額に速算表を当てて合算」する概算です。 配偶者の税額軽減・小規模宅地等の特例・相続時精算課税、および相続開始前7年以内の贈与の持ち戻しは簡略化(未反映)しています。 税率・控除額は令和5年度改正後(2024〜2025年度)の公表値に基づきます。実際の税額は税理士・税務署でご確認ください。

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