債券利回り シミュレーター
債券の購入価格・額面・表面利率・残存期間を入れるだけで、満期まで持ったときの最終利回り(単利・年率)をその場で概算します。毎年の利息と、満期に額面で戻ることで生じる差額(償還差損益)を分けて内訳表示するので、 利回りがどう決まるのかが一目で分かります。
つまり:この債券を980,000円で買って5年後の満期まで持ち、 額面1,000,000円で償還されると、利息と差額を合わせて1年あたり約1.43%の利回りになる計算です。(額面より安く買えるぶん、利回りが表面利率より高くなります)
くわしい計算の内訳(参考)
| 購入価格 | 980,000 円 |
|---|---|
| 額面金額 | 1,000,000 円 |
| 1年あたりの利息(額面 × 表面利率) | 10,000 円 |
| 満期までの利息合計(1年あたりの利息 × 残存年数) | 50,000 円 |
| 償還差損益(額面 − 購入価格) | +20,000 円 |
| 満期までの総収益(利息合計 + 償還差損益) | +70,000 円 |
| 最終利回り(単利・年率) | 1.43% |
| 計算式 | (利息10,000円 + 償還差損益+20,000円 ÷ 5年)÷ 購入価格980,000円 × 100 |
※ この利回りは単利の最終利回り(償還まで保有する前提)の概算です。利息を再投資する複利利回り(IRR)とは少し異なります。 実際の手取りは、税金(個人の利子・償還差益には通常約20.315%)・購入手数料・経過利子・途中売却時の価格変動などで変わります。 債券には発行体の信用リスク(元利金が予定どおり支払われない可能性)があり、本ツールは概算であって特定商品の推奨ではありません。
購入価格別の最終利回り早見表(概算)
額面100万円・表面利率1%・残存5年の債券を、いくらで買うかによって最終利回りがどう変わるかの目安です。 安く買えるほど利回りが上がることが分かります。
| 購入価格 | 最終利回り(単利・年率) |
|---|---|
| 1,050,000円 | 0.00% |
| 1,000,000円 | 1.00% |
| 980,000円 | 1.43% |
| 950,000円 | 2.11% |
| 900,000円 | 3.33% |
※ 概算。額面100万円・表面利率1%・残存5年での試算です。税金・手数料・経過利子は含みません。
債券の利回りはどう計算するの?
債券の利回りは、ざっくり言うと「1年あたりにいくら儲かるか」を、実際に払った購入価格で割ったものです。 満期まで持つ前提(最終利回り)では、収益は次の2つに分けられます。
① 毎年の利息(クーポン)
債券には「表面利率」が決まっていて、額面 × 表面利率の利息が毎年受け取れます。 たとえば額面100万円・表面利率1%なら、毎年1万円の利息です。これは購入価格がいくらでも変わりません。
② 満期に戻る差額(償還差損益)
満期(償還)には額面どおりの金額が戻ってきます。額面より安く買えていれば差額が利益(償還差益)に、 高く買っていれば損(償還差損)になります。この差額を残存年数で割って、1年あたりの収益に均します。
単利の最終利回りの式
- 利回り(%)={ 利息 + (額面 − 購入価格) ÷ 残存年数 } ÷ 購入価格 × 100
- 利息=額面 × 表面利率。(額面 − 購入価格)が償還差損益で、年数で割って1年あたりにならします。
- これは日本の個人向け債券で広く使われる単利の計算です。利息を再投資する複利の利回り(IRR)とはわずかに差が出ます。
よくある質問
- 最終利回りとは何ですか?
- 債券を今の価格で買って満期(償還)まで持ち続けたと仮定したときの、1年あたりの利回りです。毎年受け取る利息(クーポン)に加えて、満期に額面で戻ることで生じる差額(額面と購入価格の差)も含めて計算します。本ツールは日本の個人向け債券で一般的な『単利』の最終利回りで概算しています。
- 表面利率と利回りは何が違うのですか?
- 表面利率(クーポン)は額面に対して毎年受け取る利息の割合で、債券ごとに決まっています。利回りは、実際に支払った購入価格に対する1年あたりの収益の割合です。額面より安く買えれば利回りは表面利率より高くなり、額面より高く買えば利回りは低くなります。
- なぜ額面より安く買うと利回りが上がるのですか?
- 満期には額面どおりの金額が戻ってくるため、安く買えたぶんの差額(償還差益)が利益として上乗せされるからです。たとえば額面100万円の債券を98万円で買うと、利息に加えて2万円ぶんの差益が年数で割って利回りに足されます。逆に額面より高く買うと差額は損になり、利回りを押し下げます。
- ここで出る利回りで手取りも分かりますか?
- いいえ、表示は税金や手数料を引く前の概算です。個人が受け取る利子や償還差益には通常およそ20.315%の税金がかかり、購入手数料や経過利子も実際の収益に影響します。また単利の最終利回りは、利息を再投資する複利の利回り(IRR)とは少し異なります。あくまで目安としてご利用ください。
出典・計算の根拠
- 単利最終利回りの定義式:利回り(%)={ 表面利率による利息 + (額面 − 購入価格) ÷ 残存年数 } ÷ 購入価格 × 100。日本証券業協会など各証券会社が個人向け債券で用いる一般的な計算方法。
- 利子・償還差益への税率:金融庁・国税庁「特定公社債等の利子・譲渡益等」(申告分離課税 所得税15.315%+住民税5%=合計20.315%)。
- 参考:calculator.jp 債券利回り計算(償還まで保有する想定の単利最終利回り)。
※ 本ツールの利回りは概算です。税金・購入手数料・経過利子・途中売却時の価格変動は含みません。 債券には発行体の信用リスク(元利金が予定どおり支払われない可能性)があり、特定商品の推奨ではありません。