利益計算(内掛け・外掛け)ツール
原価(仕入れ値)と利益率を入れるだけで、内掛け(原価基準)と外掛け(売価基準)の 両方式で売価と利益をその場で計算します。せどり・物販・ハンドメイドの値づけや、 「同じ利益率でも基準が違うと売価がどう変わるか」の確認に。
つまり:原価1,000円に利益率20%を原価基準で上乗せすると、売価は1,200円、 手元に残る利益は200円です。 この売価に対する利益の割合(外掛け=粗利率)でみると約16.7%になります。
くわしい計算の内訳(参考)
| 原価(仕入れ値) | 1,000 円 |
|---|---|
| 利益率(入力) | 20%(内掛け=原価基準) |
| 計算式(売価 = 原価 ×(1+利益率)) | 1,000 ×(1+20%) |
| 利益 | 200 円 |
| 売価(販売価格) | 1,200 円 |
| もう一方の方式の利益率(同じ売価を外掛け=粗利率でみた値) | 約16.7% |
※ 本ツールは原価と利益率から売価・利益を求める概算です。実際の販売では、消費税・送料・販売手数料(フリマ/ECの手数料)・ 決済手数料などで手元に残る利益は変わります。仕入れ・販売の数量や時期で原価も変動します。最終的な値づけはこれらを踏まえて判断してください。
内掛け・外掛けの売価 早見表(原価1,000円の場合)
原価を1,000円としたときに、利益率ごとに売価と利益が内掛け・外掛けでどう変わるかの目安です。 同じ「利益率」でも、外掛けのほうが売価・利益がやや大きくなります。
| 利益率 | 内掛け 売価(利益) | 外掛け 売価(利益) |
|---|---|---|
| 10% | 1,100円(+100円) | 1,111円(+111円) |
| 20% | 1,200円(+200円) | 1,250円(+250円) |
| 30% | 1,300円(+300円) | 1,429円(+429円) |
| 40% | 1,400円(+400円) | 1,667円(+667円) |
| 50% | 1,500円(+500円) | 2,000円(+1,000円) |
※ 概算。消費税・送料・販売手数料は含みません。原価が変われば売価・利益も比例して変わります。
内掛け・外掛けとは?
どちらも「利益率」という同じ言葉を使いますが、何を100%(基準)とみなすかが違います。 この違いを知らないと、同じ「利益率20%」でも人によって売価がズレてしまいます。
内掛け(うちがけ)=原価が基準
原価を100%として、そこに利益を上乗せする考え方です。「仕入れ値にいくら乗せるか」という 現場の感覚に近く、マークアップ率(原価利益率)とも呼ばれます。
- 売価 = 原価 ×(1 + 利益率)
- 利益 = 原価 × 利益率
- 例:原価1,000円・利益率20% →売価1,200円・利益200円
外掛け(そとがけ)=売価が基準
売価を100%として、そのうち何%を利益にするかという考え方です。会計やECで使う粗利率(売価利益率)はこちらです。
- 売価 = 原価 ÷(1 − 利益率)
- 利益 = 売価 − 原価
- 例:原価1,000円・利益率20% →売価1,250円・利益250円
どちらを使うか
同じ原価・同じ利益率でも、外掛けのほうが売価・利益が大きくなります。相手や資料が どちらの基準で「利益率」と言っているかを合わせるのが大切です。本ツールは入力した方式に加え、 もう一方の方式に直した利益率も併記するので、両者の橋渡しに使えます。
よくある質問
- 内掛けと外掛けの違いは何ですか?
- どちらも「利益率」という言葉を使いますが、基準が違います。内掛けは原価を基準にして「原価に対して何%上乗せするか」(マークアップ率)で計算します。外掛けは売価を基準にして「売価のうち何%を利益にするか」(粗利率)で計算します。同じ原価1,000円・利益率20%でも、内掛けは売価1,200円・利益200円、外掛けは売価1,250円・利益250円と結果が変わります。
- せどり・物販ではどちらを使えばよいですか?
- 決まりはありませんが、会計やECの「粗利率(利益率)」は売価を基準にした外掛けで語られることが多いです。一方、仕入れ値にいくら乗せるかを考える現場の感覚では内掛けがわかりやすいことがあります。相手や資料がどちらの基準で話しているかを合わせるのが大事で、本ツールは入力した方式に加えて、もう一方の方式に直した利益率も併記します。
- 外掛けで利益率100%以上を入れられないのはなぜですか?
- 外掛けは「売価のうち利益が○%」という考え方なので、利益が売価の100%になると原価が0円、それ以上だと原価がマイナスになってしまい、売価を計算できません(式の分母が0以下になります)。原価に上乗せする内掛けなら、利益率100%以上(原価の2倍以上の値づけ)でも計算できます。
- 消費税や販売手数料は含まれていますか?
- 含まれていません。本ツールは原価と利益率から売価・利益を求める概算です。実際にはここから消費税・送料・フリマやECの販売手数料・決済手数料などが差し引かれ、手元に残る利益はさらに少なくなります。最終的な値づけはこれらを踏まえて判断してください。
出典・計算の根拠
- 内掛け:売価 = 原価 ×(1+利益率)、利益 = 原価 × 利益率(原価を基準とするマークアップ率の定義式)。
- 外掛け:売価 = 原価 ÷(1−利益率)、利益 = 売価 − 原価(売価を基準とする粗利率の定義式)。
- 利益率の基準の違い(原価基準=マークアップ/売価基準=粗利)は、簿記・原価計算の一般的な定義に基づく。
本ツールの売価・利益はいずれも概算です。消費税・送料・販売手数料・決済手数料などは含みません。 実際の値づけは、これらの費用やリスクを踏まえてご自身で判断してください。